皆様もご存じの通り、楽天は2021年から相次いで改悪が目立っています。
最大の要因は楽天決算の大幅赤字です。
2022年2月14日に楽天から2021年12月連結決算(国際会計基準)は
最終損益が1338億円の赤字となり、過去最大の赤字となりました。
今回は楽天決算について触れていきます。
(目次)
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1.楽天赤字決算の原因
まずは、楽天グループの2021年12月期の決算内容を見ていきます。
・売上高 約1兆6,817億円 (前年度は約1兆4,555億円)
・営業損益(本業の利益) 約1,947億円の損失 (前年度は約938億円の損失)
・税引前当期損失 約2,126億円の損失 (前年度は約1,510億円の損失)
売上高は約1兆5千億円ものびているのに、当期損益で損失になるとは不思議ですね。
原因はいわずとしれた 楽天モバイル です。
モバイルサービスで約4,212億円の赤字ですからね。
細かく要因を分析しますと、
①ランニングコスト
まず主な要因は設備投資にあります。
NTT、KDDI、Softbankといった三大キャリアに対抗するためには、基地局の建設をしなくてはなりません。
独自のネットワークを構築しないと「つながりにくい」というレッテルが貼られ続けるわけですからね。
楽天は第4のキャリアとしての地位を築くべく莫大な設備投資してきたわけです。
②0円プランの影響
楽天としましては、サービスを利用していたお客さんをターゲットにして、
新規顧客獲得を目指したわけですが、予想通りに増えませんでした。
つまり今後利益をもたらしにくい顧客が、設備投資の費用回収の足かせとなる。
2.楽天モバイルもついに改悪へ
2021年より楽天経済圏のサービスを相次いで改悪して、
最後に残された聖域「楽天モバイル」ですが、こちらにも改悪の波は押し寄せました。
2021年7月より「1GB以下0円」を廃止し、新料金プランの「UN-LIMIT VII」を導入します。
データ利用量が少ないユーザーや、楽天モバイルをサブ回線として維持しながら
たまに利用していたユーザーにとって、大きな値上げといえるでしょう。
図にしてわかりやすく表示しますね。
↓現行の料金プラン
↓変更後の料金プラン
これまで0~1GBは0円だったのが、1,078円になります。
つまり楽天モバイルを契約した場合必ず毎月1,078円はかかってくることになります。
月間の使用容量が1GB未満のユーザーは全体の3割を占めるとの調査結果もあるとはいえ、
いくら通信料収入につながらない層とはいえ、切りしてるやり方は今後どうなるのか?
私は楽天モバイルを使用していないので、この改悪の影響はありませんが、
楽天モバイル0円プラン廃止は支持しています。
そもそもこの影響で度重なる改悪で影響を受けましたから。
タダより安いものはありませんが、三木谷氏が「ずっと0円で使われても困る」の発言も納得しますが、
これは失言だったのかもしれませんね、かなりの反感。
3.まとめ
今回は楽天決算の赤字とモバイル0円プラン廃止について触れました。
最近の楽天はよいことが全くありませんね。
ついに楽天モバイルユーザーからも見捨てられていよいよ今まで築いてきた
楽天経済圏の牙城は崩れ落ちるかもしれませんね。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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