ソーシャルレンディングの最大手である「クラウドバンク」
多くの金融商品を運用している投資家であれば事業者名は聞いたことがあるでしょう。
数年前からソーシャルレンディングを引っ張ってきましたが、
ここ数か月のクラウドバンクの投資状況を踏まえ、
投資家の意向に沿って重大な経営方針を変更することになりました。
(目次)
1.クラウドバンクの英断
クラウドバンクは今までの募集形式を変更することになりました。
①既存の募集方式と問題点
クラウドバンクの募集方式は「先着方式」単独採用でした。
先着方式とは募集開始時刻に案件募集が始まり、
募集金額に応募金額が達したら商品完売→受付終了 という流れです。
ただ先着方式は募集開始から数分、時には1分もかからず応募金額が満額に達することはよく発生します。
このような事柄を「クリック合戦」と呼ばれています。
ソーシャルレンディングの投資に慣れた方ならともかく、
一から始めたかた(初心者)は必ずこのシステムに戸惑うでしょう。
クラウドバンクは先着方式でありながら、一案件に対していくつか分割・時間差で募集していたので、
クリック合戦が発生しづらかったのですが、最近は参加者が急増、一案件分割が極端に減ったこともあり、
「クラウドバンクに投資したくてもできない」ことが投資家でさけばれていました。
投資家のこえを受け、クラウドバンクは方針転換をしました。
②一部抽選方式採用へ
会員登録している投資家向けのメールマガジンでお知らせがありました。
現在、当社がご提供するファンドの募集におきましては、
全てのファンドで募集目標金額を上限とした「先着順」での投資申し込み方法となっております。
これに対し、多くのお客様から多様な募集の方法の採用についてご意見を頂いていることを受けまして、
2022年3月中に導入できるよう「抽選方式」のシステム開発を進めております。
「抽選方式」の導入により、これまでファンド募集開始時刻に投資のお申し込みが難しかったお客様も、
ファンド募集開始時の混雑を避け、投資のお申し込みを行っていただけます。
詳しい内容は現段階では予定のため今回は記載しません。
投資家ごとに賛否両論あるでしょうが、私はクラウドバンクの方針転換は「支持」します。
私は以前にも述べましたが、ソーシャルレンディング&不動産クラウドファンディングの最大の欠点は
投資募集時の不公平 だと思っています。
私の場合ですと、勤労のために募集時間が朝~昼 先着方式の事業者の案件には参加しづらい、できない。
クリック合戦だった場合、スマホではほぼ勝てないという状況。
運営会社の財務状況がよくても投資できないから最初から投資候補から外す。
できれば投資募集時の不公平を解消してほしいと事業者に要望しました。
投資行為は「自由」「平等」でなくてはならない!
今回はメールマガジンに起債の通り、投資家の声に耳を傾けた結果ですから。
他の事業者も募集方式を併用型にする、募集時刻を案件によってずらす等の
対応をクラウドバンクに続いてしてくださることを切望いたします。
2.一部抽選方式変更に伴う影響
クラウドバンクが一部抽選方式にした場合、案件状況はどうなるのか?
抽選方式とは募集期間内に案件に申し込みをして後日当選結果が伝わる です。
先着・抽選方式それぞれの特徴は以下をご欄ください。
現時点ではクラウドバンクの抽選方式の概要が分からないのですが、
容易に想像がつくのは競争率はかなり高いであろうということです。
それでも「多くのお客様から多様な募集の方法の採用」とのことでしばらく推移を見守りましょう。
参考までに2022年2月16日19:00募集開始にて、いくつか案件募集がありましが、
先着方式で0分~2分の間で募集金額が即売り切れしております。
私の今後のクラウドバンクへの投資についてですが、
投資できない状況が続けば撤退も視野に入れておりました。
しかし、この度の方針転換により全面撤回は見合わせする予定です。
3.まとめ
以上、今回はクラウドバンクの募集形式変更についてお伝えしました。
繰り返しとなりますが、投資行為は「自由」「平等」でなくてはならない!という考え方ですので、
「顧客の多様な募集の方法の採用」をすることは当然だと思っています。
別記事で語りますが、募集方式等の採用変更はクラウドバンクだけでなく他事業者でも実施されています。
名指しはしませんが、応募状況によって徐々に利回りを切り下げていくだけの
事業者の利益しか考えない事業者には私は投資しません。
クラウドバンクの一部抽選方式の概要が判明しましたら、改めて別記事にて読者様にお伝えいたします。
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