ある1つのポイントを活用できる複数のサービスのことを「経済圏」と呼んでいます。
今や様々な経済圏がありますが、筆頭はなんといっても「楽天経済圏」ですよね。
しかし楽天モバイル事業への投資補填のためか、改悪が続いております。
そんな楽天王国を揺るがすかもしれない新たな経済圏、それが「PayPay経済圏」です。
今回はこの2つの経済圏をささえる「専用カード」について比較・検討していきたいと思います。
(目次)
1.PayPay経済圏、反撃の狼煙
みなさんはこの報道をご存じだろうか⁉
2021年11月30日付けで日本経済新聞が以下のように報じました。
「ヤフー親会社のZホールディングス(HD)が年内にも新たなクレジットカード「PayPay(ペイペイ)カード」の発行を計画している」
これは完全に楽天経済圏に殴り込む、楽天グループ等と顧客獲得競争が激化すること間違いなしです。
①PayPay(ペイペイ)カードの紹介
それではPayPay(ペイペイ)カードの特典等についてご紹介していきます。
2021年12月よりPayPay(ペイペイ)カードの募集がはじまりました。
クレジット加盟店に加え、PayPayと連携することでPayPayアプリでも利用可、カード番号を他人に見られる心配が無く安心して使えます。
キャッシュレス決済サービス「PayPay」で利用できる「PayPayボーナス」が貯まりお得です。
②PayPay(ペイペイ)カード新規入会特典
🔶PayPayカード新規入会で2,000円相当PayPayボーナス付与
🔶申込月を含む2ヶ月目の末日までに3回カード利用で5,000円相当PayPayボーナス付与
③PayPay(ペイペイ)カードの特徴
🔶PayPay(ペイペイ)カードでのお買い物100円につき1円相当のPayPayボーナスがもらえます。(例外あり)
🔶Yahoo!ショッピングでお買い物をするとら3%付与されます
🔶PayPayでのPayPayカード決済で1%戻ってきます。
ただし期間は2021年12月1日~終了日未定。終了時は2カ月前告知されます。
④ヤフーカードの扱いはどうなる?
ヤフーカードは、これまで通りご利用いただけますが、
2022年4月以降、順次新しい「PayPayカード」への切り替えを予定しているそうです。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
2.楽天カード
PayPay経済圏がPayPay(ペイペイ)カードを新規発行するのであれば、
楽天経済圏はJCSI(日本版顧客満足度指数)調査におけるクレジットカード部門で13年連続でNo1に選ばれた「楽天カード」があります。
誰もが「楽天カード」の名称は知っているでしょうが、あらためて特徴についてご紹介していきます。
①楽天カードの紹介
楽天カードは「楽天グループ」が発行しているクレジットカードです。
楽天市場や楽天銀行、楽天証券、楽天トラベルなど楽天関係のサービスは多岐に及び、
それぞれで楽天カードを使うとさらにメリットを得ることができます。
楽天カードは「日本版顧客満足度指数調査」で、2009年から連続12年クレジットカード部門での顧客満足度1位に輝いています。
20年度の調査では、「知覚価値(コストパフォーマンス)」「ロイヤルティ(将来への再利用意向)」でも1位を獲得し、
多くの利用者から評価されているカードです。
②楽天カードの特徴
楽天カードの特徴は以下のことがあげられます。
🔶年会費は永年無料であること
🔶ポイント還元率は「1%」です。カード決済金額に対して原則1%(100円につき1ポイント)の楽天ポイントが貯まります。
③楽天カードのメリット
楽天カードのメリットは以下のことがあげられます。
楽天ポイントの加盟店で提示すると、加盟店ごとの還元率設定に従ってポイントが貯まる仕組みです。
楽天ペイでは、楽天カードからのチャージで0.5%、楽天ペイの利用で1%と合計1.5%が還元されます。
🔶楽天市場で楽天カードを使うとポイント還元率がアップします。
楽天会員で「1%」の還元ですが、楽天カードは「クレジットカードの1%還元」と
「楽天市場での楽天カード決済による1%還元」が追加され、還元率は「3%」です。
🔶楽天カードでは頻繁に入会キャンペーンのポイントプレゼントを行っています。
ポイントは期間によって3,000ポイントや5,000ポイントとまとまっていただけるので非常にありがたいです。
楽天カードのキャンペーンは時期によって内容が違うので、その都度確認してくださいね。
④楽天カードのデメリット
楽天カードのメリットは以下のことがあげられます。
🔶楽天カードは追加カードとしてETCカードを発行できますが、年会費は通常「550円(税込)」です。
ただし、年会費無料条件を達成していると、コストはかかりません。
🔶クレジットカード料金の利用明細書は「紙明細の郵送」であれば、月額84円(税込)の発行手数料がかかります。
🔶楽天カードの問い合わせ窓口である「楽天コンタクトセンター」は、「ナビダイヤル」対応のため、
発信側の通信方法にかかわらず、固定の料金が発信者にかかるサービスです。
🔶楽天カードを契約すると、メールマガジンやキャンペーン情報など本当にたくさん嫌になるほどメールが届きます。
🔶キャンペーンで貯まるのは期間限定ポイントであり、有効期限が決まっているため少々使いづらい面はあります。
3.まとめ
今回は「楽天」と「PayPay」の2大経済圏を支えるカードについて解説をしました。
2021年12月から新規にPayPay(ペイペイ)カードが登場したため、競争が過熱すること間違いなしです。
【全面戦争】楽天経済圏 vs PayPay経済圏【二者択一】の(後編)は
2つの経済圏のサービスについて比較・検討していきたいと思います。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
↓クリック、よろしければご協力をお願いいたします