今回は当ブログの大きなテーマである「ソーシャルレンディング」。
ソーシャルレンディングの市場規模は拡大しつつありますが、数ある金融商品と比べればかなりのマイナーな部類となります。
そこで今回は「ソーシャルレンディングとは何か?」ということをご紹介するために、いくつかのシリーズに分けて「基礎知識」編として皆様にご説明します。
今回はソーシャルレディングのリスク管理についてご案内いたします。
(目次)
1.ソーシャルレンディングのリスク種類
まずはソーシャルレンディングにどのようなリスク種類があるかをご紹介します。
①事業者分散
事業者分散とは1つの事業者に集中的に投資資金を投入してはいけない、ということです。
もし投資していた事業者が倒産した場合、投資資金が貸し倒れになる恐れは十分に考えられますから。
ここで大事なことはでは事業者数はいくつくらい分散すればよいか?ですが、
事業者に投資する場合、それぞれ特徴が違いますのである程度把握して投資をすべきです。
しかしソーシャルレンディングは2021年8月現在事業者数は40社を超えておりますのですべての把握は困難。
私の実体験でもうしあげれば初心者の方であれば事業者数は10社手前が妥当と考えます。
②投資する事業案件を分散
投資する事業案件を分散というのは1つの案件に多額の資金を投入してはいけないということです。
ソーシャルレンディングの魅力のひとつに少額投資があげられます。
基本は最低投資額1万円の事業者が多いです。
よって初心者の方は慣れるまでは一案件に多額の資金を投資をしないでください。
投資金額の額は個人の余裕資産によって違ってきますので、各自でご判断ください。
大事なことは1案件がとん挫した場合のダメージを減らすことです。
③投資する借手を分散
これは見た目では難しいのですが、借り手はどこの企業なのかを調べて分散するということでしょう。
SBISLではテクノシステムが倒産したために多額の負債を抱えてしまい、本社であるSBIが肩代わりしました。
投資家すれば事業内容・財務内容・投資家保護の情報を調べて分散投資をしようということです。
ただしソーシャルレンディング事業者によって借り手側の企業名を非公表にしている所もあります。
特に融資型ソーシャルレンディングで事業者の透明性に課題があります。
④投資先の国・通貨を分散
ソーシャルレンディングでは海外・通貨系の案件は少ない方ですが、実施している事業者があります。
このあたりは「為替投資」でも同じことがいえますが、投資先の国・通貨は分散して実施してください。
為替の恐ろしいところは何かのきっかで急激な値下がりがおきやすいハイリスク・ハイリターンです。
2.私独自のリスク管理
前章では4つのリスクについてご紹介しました。
では私はどのようにリスク管理のためにルールを設定しているかご紹介します。
①事業者分散
私はソーシャルレンディング事業者は11~15社の範囲にします。
それ以上は管理が難しいですし、もし私に何かあった場合残された家族が大変になりますので。
近年不動産型クラウドファンディングが続々参入しておりますが、無視をしつづけます。
②投資する金額を分散
私は1案件につき500,000円を投資するようにしています。
一部の例外もありますが、利回り関係なしにこのようにやっておりますので、
まだソーシャルレンディングに慣れていない方は1案件に投じる資金金額を設定した方がいいでしょう。
③投資する借手を分散
私は最低情報しかみておりませんので、事業内容・財務内容・投資家保護の内容は確認しておりません。
こんなことではいけないのですが、なかなか暇がありませんし、
事業者によっては募集1・2時間前に告知するところもあり確認の時間がなさすぎます。
④投資先の国・通貨を分散
私はソーシャルレンディングでは外国・通貨系の案件は今まで一切やっておりません。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
ソーシャルレンディングも投資商品のひとつですので、どのようなリスクがあるか、
それに対応するリスク管理を設定することが必要です。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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